オフィスにグリーンを。リラックスして働ける快適なオフィス空間へ

●ストレス軽減

　オフィスに緑を取り入れることは、従業員のストレス軽減に大きな効果があると言われており、国土交通省の調査によると、緑視率の向上とストレス軽減度が比例することが明らかになっています。 （「都市の緑量と⼼理的効果の相関関係の社会実験調査について」国⼟交通省　参照）
　グリーンにはヒーリング効果があり、短時間でも自然を意識することで脳がリセットされ、気持ちが落ち着きやすくなります。植物の形や葉の動きを眺めることで、無意識に深呼吸を促すこともあり、心理的な安定につながります。長時間のデスクワークによる精神的な疲労を軽減する効果も期待できます。
　こうした効果を活かすことで、オフィスはより快適で健やかな空間となり、従業員のメンタルヘルス向上にも役立つでしょう。

●視覚疲労の軽減

　パソコンやスマートフォンの長時間使用による目の疲れは、現代のオフィスワーカーにとって深刻な課題です。
　観葉植物の緑には、視覚的なリフレッシュ効果があり、目の疲労回復に役立つことが知られています。植物の緑色はブルーライトとは異なる波長を持ち、目の緊張を和らげる効果が期待できます。定期的に植物に視線を向けることで、近距離ばかりを見続けることによる疲れを軽減し、遠近の焦点調節によって目の筋肉をリフレッシュすることも可能です。
　また、葉の揺らぎや自然な形状の変化は、目の動きを促し、視覚疲労の回復を助けます。目に優しい環境を整えることは、集中力や生産性の向上にもつながるでしょう。

●集中力のアップ

　グリーンには従業員の集中力を高める効果があることも明らかになっています。
　緑のある環境は脳の疲労回復を促し、長時間の集中を維持しやすくなるとされ、特に創造的な業務や複雑な課題に取り組む際に効果が表れやすいといわれています。
　また、適度なリラックス効果をもたらし、過度な緊張を和らげることで、自然な集中状態をサポートします。デスク近くに小型の鉢を置くだけでも、視線を緑に向けることで気分転換となり、次の作業への集中力を高める効果が期待できます。