15_カサカサにさよなら!冬の乾燥トラブルを防ぐうるおい対策
気温が段々と下がり、乾燥が気になる季節になりました。
冬になると体調や肌など、乾燥によるトラブルに悩まされることが増えますよね。
そんな乾燥トラブルに負けないために、今日からできる対策を始めてみませんか。
■冬の乾燥の原因と体に及ぼす影響
そもそも、どうして冬は乾燥するのでしょうか。
また、乾燥による体への影響はどのようなものなのでしょうか。
●冬に乾燥する原因
【気温が下がり、湿度が低下する】
空気の乾燥は、気温と湿度が密接に関係しています。
空気が含むことのできる水分量は気温に比例するため、気温が高いときは空気中に多くの水分を含むことができ、逆に気温が低いときは空気中に含むことができる水分量が少なくなります。
そのため、一年の中で最も気温が低くなる冬は湿度が低下し乾燥するのです。
寒くなると吐いた息が白くなることがありますが、これは息の中の水蒸気が空気中に溶け込めず、空中で結露するためです。
また、喉がカラカラする、肌や唇がカサカサすることからも乾燥しているなと実感できるのではないでしょうか。

そして、気温が下がることで「体が冷えやすくなること」も乾燥の原因の一つです。
肌の表面では皮脂と汗が混じり合い皮脂膜が形成され、肌内部の水分蒸発を防いでいるのですが、気温の低下により皮脂や汗の分泌量が減少すると、本来のバリア機能を十分に果たすことができず、水分が外へ出てしまいうるおい不足となってしまうのです。

【暖房の使用】
エアコンで部屋を暖めると、室内の空気が沢山水分を含むようになります。しかし、実際の室内の水分量は変わらないため、相対的に湿度が低下します。これが暖房によって空気が乾燥する理由です。
また、温風が直接体にあたることで、肌などの空気に触れる部分から水分が蒸発し、肌や目が乾燥してしまうことも。
冬は屋内外問わず常に空気が乾いた状態となっているのです。
●体に及ぼす影響
【肌トラブル】
前述のとおり、冬は汗や皮脂の分泌量が減少し、肌のうるおいを守るための皮脂膜が形成されにくくなるため乾燥が進んでしまいます。
乾燥して肌が荒れたり、かゆみが起こることがあり、元々アトピーなどのアレルギー疾患がある方は症状が悪化してしまうことも。
また、体の冷えにより、血行が悪くなり肌に栄養が十分に行き渡らなくなってしまうことで、肌の細胞が生まれ変わるサイクルであるターンオーバー(新陳代謝)が乱れ、乾燥やニキビ・シミ・しわなどの肌トラブルが発生しやすくなります。


【感染症】
乾燥により、鼻やのどの粘膜を保護しているバリア機能が低下すること、加えてウイルスは冬の低温・乾燥した環境で活発になるため、感染症にかかりやすくなってしまいます。
さらに、湿度が低いと咳やくしゃみをしたときにウイルスが遠くまで飛散してしまうため、冬は風邪やインフルエンザなどの感染症が流行しやすいと考えられています。
【隠れ脱水】
脱水というと夏場のイメージがあると思いますが、乾燥により冬も脱水になりやすいということをご存知でしょうか。
人は常に皮膚や呼吸から、体内の水分が蒸発しています。
乾燥により水分の蒸発量が増えてしまうこと、冬は夏ほど汗をかきにくいため喉が渇かず積極的に水分を摂らないことも多く、気づかないうちに水分不足になってしまうのです。
水分不足になると血液がドロドロになってしまい、血栓(血の塊)ができたりなど、重大な病気を引き起こすことにもつながるため注意が必要です。
乾燥により、体に及ぼす影響は様々ですね。
ではこのような乾燥トラブルを防ぐために、どのように対策していけばいいのでしょうか。
今日から実践できる方法をいくつかご紹介します。
■乾燥対策:環境から整える
冬の乾燥は、湿度の適切な調整など環境を整えることが重要です。
室内の環境づくりを中心に、3つのポイントをご紹介します。
●室内環境の整備
まず意識したいのが、室内の「湿度」です。冬は暖房を使うことで空気が乾燥しやすくなり、湿度が下がるとウイルスが活性化しやすくなるとも言われています。
理想的な湿度は40〜60%。40%以下の湿度になると、喉の粘膜の防御機能が低下して風邪をひきやすくなったり、インフルエンザのウイルスが湿度の低下によって活発になってしまいます。厚生労働省によると、インフルエンザの予防には部屋の湿度を50%〜60%に保つことが効果的といわれています。


湿度を管理するには、まず湿度計を置いてみることが大切です。
目に見えることで、加湿のタイミングや量がわかりやすくなります。
加湿器を使う場合は、部屋の広さに合ったタイプを選ぶことがポイント。スチーム式や超音波式など、種類によって特徴が異なるので、使いやすさやメンテナンスのしやすさも考慮しましょう。
●手軽にできる対策
室内の乾燥対策は、ちょっとした工夫で行うことができます。
例えば、洗濯物の室内干しは、手っ取り早く加湿効果を実感できる上に、加湿と家事を同時にこなせる一石二鳥の方法です。
濡れタオルを部屋に干すだけでも、空気中の水分量を増やすことができます。湿った空気を部屋全体に行き渡らせるように、サーキュレーターなどで空気を循環させれば更に加湿効果をアップすることができます。

他にも、日常の家事を利用して、ラクに加湿ができる方法をいくつかご紹介します。
まず1つは、フローリングや窓の水拭きです。水拭き後の水分が蒸発することで湿度が高くなります。室内の乾燥を防ぐだけでなく、掃除機だけでは取り切れなかった汚れやウイルスを取り除くこともできます。
また、お風呂の湯気や料理中の蒸気など日常に発生する湯気も乾燥対策に有効です。お風呂上がりにドアを開けておく、煮込み料理をするなど、日常の中でできる工夫はたくさんあります。

そして、観葉植物を置くのも自然な加湿方法のひとつです。植物は、根から吸い上げた水分を葉の表面から空気に放出するため、空気が少ししっとりします。見た目に癒し効果もあるため、インテリアとして取り入れるのもおすすめです。

●加湿のし過ぎに注意
乾燥対策を意識するあまり、加湿しすぎてしまうと逆効果になることもあり、注意が必要です。湿度が60%を超えると、カビやダニが繁殖しやすくなり、健康や住環境に悪影響を及ぼす可能性があります。特に、窓際や押し入れなどの空気がこもりやすい場所は特に要注意です。
カビが好む環境は「室温:20〜35度前後」「湿度:70%以上」とされており、室内と室外の気温差が大きくなる冬場は、窓ガラスなどに結露が発生しやすくなるため、加湿のし過ぎによっては、カビが発生しやすくなってしまいます。
暖房を使う際には、適度に換気をすること、家具と壁の間に少しスペースを空けて風通しをよくすることなど、湿度が高くなりすぎないような工夫を心がけましょう。

また、加湿器を使う場合は、フィルターや水タンクの衛生管理も忘れずに行いましょう。汚れたまま使うと、空気中に雑菌を撒いてしまうこともあるので、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
加湿は冬の乾燥対策として有効な方法ですが、室内の最適な湿度は40〜60%とされています。労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」では、空気調和設備を設ける場合には、「40〜70%の湿度」を保つよう定められています。
カビやダニはアレルギーや喘息などの原因にもなるため、加湿は「しすぎない」ことも大切です。湿度計を活用しながら、快適で健康的な室内環境を目指しましょう。
加湿器を使用すると手軽に湿度の調整ができます。
「使いたいときだけ利用したい」「使用しない時期は置き場所に困らない」短期のご利用にはレンタルがオススメです。
カリルネでは、空気清浄の機能が付いた商品もあり、ウイルス・乾燥とまとめて対策が可能です。
【シーズン商品】掲載商品はこちらからご確認ください。
■乾燥対策:体から整える
外の空気も室内も乾燥しやすいこの季節。環境だけでなく、私たちの“体“そのものにも対策が必要です。冬の乾燥は肌や髪だけでなく、のどや鼻の粘膜、体の内側にまで影響を与えます。
冬の乾燥に負けない体づくりは、毎日の習慣にちょっとした工夫を加えることで十分実践できます。無理なく続けられる体の内側・外側からの乾燥対策をご紹介します。
●水分補給は「喉が渇く前に」がコツ
寒くなると、夏のように「喉が渇いた」と感じることが減ってきますよね。でも、実は冬も体内の水分はどんどん失われています。暖房による乾燥や、皮膚・呼吸からの水分蒸発が原因で、気づかないうちに体が“隠れ脱水”状態に陥っていることも。
そこで大切なのが、のどが渇く前にこまめに水分をとることです。「朝起きたら一杯」「食事と一緒に」「入浴後に」「就寝前に」など、1日の中に飲むタイミングを決めておくと自然と習慣にしやすくなります。
このとき気を付けたいのが、飲み物の温度です。冷たい飲み物は体を冷やしてしまうので、できるだけ常温以上の飲み物がおすすめです。白湯やハーブティー、生姜湯などは体を温めながらうるおいも補ってくれます。緑茶やコーヒーなどカフェインを含む飲み物は利尿作用があるので、飲み過ぎには注意しましょう。
●食べ物の力で内側からうるおい体質へ
肌や粘膜のうるおいを保つため、とくに冬に意識してとりたい栄養素をご紹介します。
・ビタミンA(にんじん・かぼちゃ・小松菜など)
肌や喉の粘膜を強くし、乾燥から守る働きがあります。
・ビタミンC(みかん・白菜・ブロッコリーなど)
コラーゲンの生成をサポートし、肌のハリを保つために欠かせません。
・ビタミンE(ナッツ類・アボカド・かぼちゃなど)
血行を良くしてくれるので、肌の代謝アップや冷えの改善にも効果的。
・オメガ3脂肪酸(青魚・えごま油・アマニ油など)
肌のバリア機能を整えてうるおいを逃しにくくします。
・たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品)
肌や髪のもとになる栄養素。毎食しっかりとるようにしましょう。

バランスの取れた食事は、乾燥だけでなく、風邪やインフルエンザなど冬の不調予防にも役立ちます。「最近、肌がカサつくな」「唇が荒れやすいな」と感じたら、まずは食生活から見直してみるのも一つの方法です。
●スキンケア&ヘアケアは保湿重視にシフト
乾燥から肌や髪を守るには、日々のケア習慣の見直しが大切です。
とくに冬は、「落としすぎないこと」と「しっかり保湿すること」がポイントです。
スキンケアは“やさしく・しっかり”
洗顔をするときは熱すぎるお湯を避け、32〜34度程度のぬるま湯でやさしく洗いましょう。肌をこすらず、泡で包むように洗うのがコツです。
洗顔後はすぐに化粧水で水分を補い、その上から乳液やクリームでしっかりフタをして、うるおいを閉じ込めます。
乾燥がひどいときは、セラミドやヒアルロン酸など保湿力の高いアイテムを選ぶのがおすすめ。
目元・唇・手元など、乾燥しやすい部分にはハンドクリームやリップクリームなど専用の保湿アイテムをこまめに使ってケアしましょう。
ヘアケアは“うるおいを守るアイテム”を
冬は髪のパサつきや静電気も気になる季節。シャンプー後は洗い流さないトリートメントやヘアオイルを使うと、髪表面のうるおいをキープしやすくなります。ドライヤーの熱から髪を守る役割もあるので、入浴後のルーティンに加えるのがおすすめです。
入浴は“ぬるめのお湯&保湿仕上げ”
入浴の仕方も肌の乾燥に大きく関わっています。お湯の温度は38〜40度程度のぬるめに設定し、ゆっくり温まることで肌に必要な皮脂を守ることができます。熱すぎるお湯は肌の皮脂を必要以上に洗い流してしまうため、注意が必要です。
さらに乾燥が気になる場合は、セラミド・スクワラン・ヒアルロン酸など保湿成分入りの入浴剤を活用してみるのもおすすめです。
また、お風呂から出たあとは5分以内に保湿ケアをするのが理想的です。タオルで水分をやさしく拭き取ったら、すぐにボディクリームや乳液を塗ってうるおいをしっかり閉じ込めましょう。
冬は乾燥だけでなく、寒さも厳しくなりますよね。
ここでは冬を暖かく過ごすコツをご紹介します。
室内の暖かさを保つ方法としては、窓やドアの隙間からの冷気を防ぐ断熱シートや厚手のカーテンを使う、床にラグを敷く、寝具に保温性の高い素材を使うなどが効果的です。
また、暖房を使う際は部屋の上部に暖かい空気が溜まるため、サーキュレーターなどを使って空気を循環させることで、部屋全体の温度を均一に保つことができます。

⇩こちらのミニコラムでは、寒い時期を暖かく過ごすコツをまとめています。
冬物家電の説明、体を温める食材などをご紹介していますので、是非バックナンバーをご覧ください。





