2022.12.27

09_これでもう迷わない!シュレッダーの選び方

 紙やメディアを廃棄処理する機械、シュレッダー。オフィスや家庭でおなじみのシュレッダーですが、サイズや処理速度、セキュリティ性能等、種類は様々。いざ導入を考えたとき、どの機種を選べばいいのか迷ってしまいませんか?
 今回はシュレッダー選びの際に参考にしたい判断ポイント5点と、シュレッダーの性能を表す用語について解説します。

■シュレッダーに一番求めるものは?

 シュレッダー選びは「何を重視するか」という点を基準に考えると分かりやすいです。判断ポイントの一例として、「処理速度・機密性・サイズ・メディア対応・価格」の5点から考えてみるのはいかがでしょうか。


【1.処理速度】

 カットの速さである細断速度の他、最大枚数も処理速度にかかわるため、合わせてチェックしましょう。
 シュレッダーの細断速度は「〇〇m/分」という形式で表されます。数値が大きい程、細断速度が速くなります。
 最大枚数は「一度に処理できる枚数」のことで、細断速度が速くても最大枚数が少ない場合、小分けにして処理を進めなければならないため、全体の処理速度は遅くなってしまいます。

例)【シュレッダーA】細断速度:2.5m/分 最大枚数:10枚
  【シュレッダーB】細断速度:2.5m/分 最大枚数:20枚

 ⇒用紙100枚を処理する場合、【シュレッダーA】だと10回の稼働が必要ですが、【シュレッダーB】なら5回の稼働で処理できます。




【2.機密性】

 シュレッダー処理後の紙片が細かい程再現性が低くなり、セキュリティ性能が高くなります。紙片の細断サイズは細断方法によって異なります。

シュレッダーのカット方法種類

・ストレートカット

 縦方向に細く細断します。縦方向のみのカットのため、紙片は細長い形状になります。機密性は高くありませんが、紙片が細かすぎないため散らばりにくいというメリットがあります。

・クロスカット

 縦横方向に細断します。

・マイクロクロスカット

 縦横方向に細断します。クロスカットと細断方法は同じですが、クロスカットよりもさらに細かく細断できるものを指します。

◎CHECK POINT  DIN規格


 ドイツ規格協会が制定したDIN規格(DIN66399)では機密情報について、情報の内容によって処理方法がレベル分けされています。レベルに応じた紙片の細断サイズが決まっており、あてはまる情報を処理する際は対応レベル以下の細断サイズに処理する必要があります。
 ドイツの規格ですが、世界的に広く参照されているため、シュレッダー選びの際は参考にしてみてください。

 例えば個人情報はレベル4に相当するため、個人情報が含まれる書類を処理する場合、最大でも紙片が6mm以下になるシュレッダーが必要となります。 細断サイズが小さくなれば小さくなるほど復元が不可能になるため、機密性の高い情報を扱う場合、より細かく細断できるハイセキュリティタイプのシュレッダーを選ぶと安心です。

DIN規格



【3.サイズ】

 本体のサイズの他、ゴミ箱のサイズもチェックしましょう。ゴミ箱の容量が処理量と合っておらず小さいと、何度もゴミを捨てなければならず不便です。大量の処理が予想される場合、ゴミ箱の容量がなるべく大きい機種を選ぶと余計な手間が省けます。



【4.メディア対応】

 紙類だけでなく、CDやDVDなどメディアの粉砕が必要な場合、メディア対応のシュレッダーを選びましょう。また、ホチキスやクリップを付けたまま処理できる機種もあるため、ホチキスやクリップでまとまった書類や冊子をそのまま処分したいという場合は、対応機種を選びましょう。

メディア対応シュレッダー



【5.価格】

 機能の少ないシンプルなシュレッダー、特に手動でハンドルを回して稼働するハンドシュレッダーは比較的低価格ですが、大容量のオフィスシュレッダー、ハイセキュリティタイプシュレッダーなど、高機能のものは価格が上がります。当たり前のことかもしれませんが、いくら性能が高くても予算をオーバーしてしまうと導入が難しくなります。価格と性能のバランスもシュレッダー選びの大切なポイントではないでしょうか。

◎CHECK POINT  シュレッダーのスペックを表す用語

・オートフィーダー

 自動送り機能のこと。セットした用紙を自動で供給するため、手差しをすることなく処理できる機能。

・スパイラルカット

 縦方向に細断する刃と横方向に細断する刃が別々にあり、縦方向に細断後、横方向に細断する2段階で細断する方法。メディア対応のシュレッダーや一度に大量処理ができる機種に採用されることが多い。

・オートプレス機能

 自動圧縮機能のこと。細断された紙片を自動で圧縮するため、ゴミ箱に溜まった紙片の手均しや手押し作業が不要となる機能。

オートプレス機能

  ●オートプレス機能。紙片が自動で圧縮されるため、手均し作業が不要になります。



■カリルネで取り扱っているシュレッダー

 カリルネでは3タイプのシュレッダーを取り扱っています。

●ハイセキュリティタイプ:P-6/シュレッダー(ハイセキュリティタイプ)

 カット寸法:1×9.6mmとかなり細かく細断できます。前述のDIN66399ではレベル6に相当する、セキュリティレベルの高いシュレッダーです。個人情報や重要情報など機密性が高い情報をしっかり守ります。

カット寸法見本(P-6)

  ●カット寸法:1×9.6mm

P-6

  *画像をクリックで詳細をご確認いただけます。

●省スペースタイプ:P-5/シュレッダー(省スペース)

外寸:W650×D300×H700mmと奥行がコンパクトな省スペースタイプです。奥行がコンパクトなため、通路やデスクの脇などに設置しても通行の邪魔になりづらく、小規模なオフィスでの使用におすすめです。 

カット寸法見本(P-5)

  ●カット寸法:2.3×18mm

P-5

  *画像をクリックで詳細をご確認いただけます。

●バランスタイプ:P-4-1/シュレッダー

価格と性能のバランスが取れたスタンダードなオフィスシュレッダーです。最大枚数:25枚、ゴミ箱の容量も78Lと大きいため、一度に大量の処理ができ、ゴミ袋の交換も少なくてすみます。「セキュリティ性能はそこまで高くなくていい」、「設置スペースには余裕がある」、「処理時に手間のかからない機種がいい」そんなときはこちらのシュレッダーをお選びください。 

カット寸法見本(P-4-1)

  ●カット寸法:3×25mm

P-4-1

  *画像をクリックで詳細をご確認いただけます。

 シュレッダーの選び方について、5つの判断ポイントをご紹介しました。サイズや価格、セキュリティ性能など、様々な種類があるシュレッダーですが、重視するポイントを決めて、用途にぴったりのシュレッダーを見極めましょう!

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