2021.08.18

06_扇風機・サーキュレーター・タワーファンの使い分け

 8月も後半に入りましたが、暑い日が続いていますね。平均気温は平年並みかやや高いと予想される地域が多く、今年も全国的に暑い夏がまだまだ続きそうです。
 暑い夏を快適に過ごすために欠かせないエアコンや扇風機などの夏物家電ですが、それぞれの違いや使い分けの方法を知っていますか?
 例えば同じ「風を出す家電製品」の扇風機とサーキュレーターですが、実は使用目的が異なります。今回はよく似た「風を出す家電製品」である【扇風機】、【サーキュレーター】、【タワーファン】について、それぞれの違いや使用用途について説明します。また、家電製品を使う際に気になる「電気代」についても算出方法をご紹介します。夏物家電をうまく使い分けて暑い夏を乗り切りましょう!

■扇風機・サーキュレーター・タワーファンの違い

●扇風機

 扇風機とは、回転する羽根によって風を起こし、涼を取るための電化製品です。お家や学校、電車の中など、様々な場所で使用されており、据え置き型や壁、天井付け型など種類も様々です。ほとんどの方が一度は使用したことがあるのではないでしょうか。夏の代名詞とも言える家電ですね。
 カリルネでは、羽根のサイズが300mm程度の一般的な家庭用扇風機、羽根のサイズが400mm程度で家庭用扇風機よりも背の高いフロア型の扇風機、羽根のサイズが450mmで大型の工場扇があります。

  扇風機
  
*画像をクリックで商品詳細をご確認いただけます。

サーキュレーター

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●サーキュレーター

 サーキュレーターとは、扇風機と同じく回転する羽根によって風を起こす電化製品ですが、目的が異なります。扇風機は発生した風にあたることで涼を取ることを目的としていますが、サーキュレーターの目的は空気を循環させることです。この空気の循環で、洗濯物を早く乾かしたり、エアコンと併用して使用することで、エアコンから出た冷風や温風を室内に隈なく行き渡らせたりすることができます。

●タワーファン

 タワーファンとは、風を起こして涼を取ることを目的とした扇風機の一種です。スリムでスタイリッシュな見た目のものが多く、スリムファン、タワー型扇風機とも呼ばれます。前述の通り、タワーファンも扇風機の一種ですが、羽根の構造が異なります。
 扇風機は大きな1枚の羽根ですが、タワーファンの羽根は細い板のような羽根がついたシロッコファンで風を発生させます。風の吹き出し口が細いため、子供が指を入れてしまう危険性が低くなるというメリットもあります。
 反対にタワーファンのデメリットとしては、省スペースのスリムな本体であるため、パワーが弱めであることが挙げられます。プロペラ型の扇風機と比較して、小さなモーターで風を作り出すため風量が少ない、逆に風量を増やすと、モーター音が大きくなってしまうというというデメリットがあります。

タワーファン

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■ \ぴったりな1台はどれ?/ 扇風機選択チャート

 扇風機・サーキュレーター・タワーファンのそれぞれの特徴やメリット・デメリットなどをご紹介しました。
 衣類の乾燥を目的に扇風機、涼を取ることを目的にサーキュレーターと、本来の目的と違った使い方をしても全く役に立たない、ということはないかと思いますが、目的と使用場所の環境に合わせて使い分けができると最大限の効果を発揮してくれるはずです。
 最適な1台が選択できるようチャートを作成しました。質問に答えてチャートを辿り、ぴったりな1台を見つけてくださいね。

■電気代の算出方法

 家電を使うときに気になる「電気代」の計算方法について、消費電力から求める方法をご紹介します。

●電気代=電力量×料金単価

 電気代は電力量と料金単価を掛け合わせることで算出できます。
 ①電力量を求める → ②WhからkWhに変換する → ③電力量に料金単価を掛ける
 の順番で計算していきます。
 今回は例として、消費電力:50Wのタワーファンを8時間使用した場合の電気代を計算してみます。

①電力量を求める

 まずは電力量を求めます。電力量は、消費電力(W)×使用時間(h)=電力量(Wh)で計算できます。
 例に挙げたタワーファンの場合、
 消費電力:50(W)×使用時間:8(h)=電力量:400(Wh)
 のため、電力量は400(Wh)となります。

②WhからkWhに変換する

 次にWhからKWhに単位を変換します。1000Wh=1kWhのため、400(Wh)=0.4(kWh)です。

③電力量に料金単価を掛ける

 最後に電力量に料金単価を掛け合わせて電気代を算出します。料金単価とは1時間あたりの契約単価のことです。 料金単価は、契約している電力会社やプランによって異なります。紙の検針票やWEBで確認ができますので、気になる方はチェックしてみてください。
 今回は全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している目安単価:27円/kWhで計算してみます。
 電力量:0.4(kWh)×料金単価:27(円)=電気代:10.8(円)
 よって、消費電力:50Wのタワーファンを8時間使用した場合の電気代は約10.8円となります。

 扇風機・サーキュレーター・タワーファンの違いや使い分け、家電製品を使用するときに気になる電気代の計算方法についてご紹介しました。選択チャートも活用いただき、目的や環境に合わせて最適な1台を見つけてくださいね。
 まだまだ暑い日が続きそうですが、ご紹介した扇風機類やエアコンなど夏物家電をうまく活用して、暑い夏を乗り切りましょう!

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